2つ目の窓
この映画を観たい気分。
同居していた祖母(明治生まれ)が亡くなる時、
近所中のシマッチュが我が家に集まった。
この映画は、
山羊のシーンから始まり
山羊のシーンで終わる。
その事も衝撃的だった。
*ストーリー
琉球列島の北端に位置する奄美大島。
マングローブ、ガジュマル、アダンの木々が生い茂り、サンゴ礁の海が広がる
―そんな亜熱帯の島では、
ユタ神様が祭祀を司り、
人びとは自然と神への畏敬の念とともに日々暮らしている。
ユタ神様として、
島人の心の拠りどころになっていた杏子の母イサは病を抱え、
死期を迎えつつあった。
「たとえこの世を去っても、お母さんの想いはここにたしかにあるし、ぬくもりはあなたの心に残るのだから」。
ユタの親神様にそういわれても、
肉体が消えたら会えないという現実を、
杏子は受け入れることができない。
だが、イサは
「自分の命は杏子につながっているし、いつか杏子が生む子どもともつながってゆく。だから死ぬことはちっとも怖くないの」
と、娘に優しく語りかける。
自らの死期を悟ったイサは、
病院から自宅に戻り、
杏子は親子三人、
穏やかな気持ちで残り少ないときを過ごしていた。
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